「加減法も代入法も解けるのに、文章題になったとたん手が止まる」——中2のこの時期、連立方程式でいちばん多い相談がこれだよ。
大野城市や春日市の中学校でも、6月の定期テストで連立方程式の文章題が出始める。そして点を落とすのは計算が苦手な子じゃない。計算はできるのに「式が立てられない」子なんだ。
今日は、連立方程式の文章題でみんながつまずく3パターンを、つまずく順番どおりに解説していくよ。福岡県の公立高校入試でも文章題は「割合」が頻出だから、ここを固めると入試まで効いてくる。
つまずきパターン①:何を x・y にするか決められない
いちばん多いのがこれ。問題文を読んで、いきなり式を書こうとして固まるパターンだ。
連立方程式の文章題には、ほぼ必ず最後に「○○と××をそれぞれ求めなさい」と書いてある。その○○と××をそのまま x と y に置く。これがスタート地点だよ。
「どう式にしよう…」といきなり計算式を考えて固まる。x が何を表すか決めないまま進む。
問われている2つをx=○○、y=××と書き出す。日本語でメモしてから式に進む。
つまずきパターン②:式が1本しか作れない
x・y は決められた。でも式が1本しか出てこない——これがパターン②。連立方程式は式が2本そろって初めて解けるんだけど、その2本目が見つからない子が多い。
コツは、問題文の中に「数えられる関係」が2種類あると気づくこと。たとえば「個数」と「金額」、「人数」と「合計時間」みたいにね。
① 個数・人数の関係(合わせて何個・何人)
② 金額・量の関係(合計でいくら・何g)
この2種類をそれぞれ式にすれば、自然と2本そろう。
例題1(基本)
1個80円のりんごと、1個120円のみかんを合わせて10個買ったら、代金は960円だった。りんごとみかんをそれぞれ何個買ったか。
まず x・y を決める。
- りんごの個数を x 個、みかんの個数を y 個 とする。
次に、関係を2種類さがす。
- 個数の関係:合わせて10個 →
x + y = 10 - 金額の関係:代金960円 →
80x + 120y = 960
この2本を連立して解くと、りんご6個、みかん4個。検算すると 80×6+120×4=480+480=960円。バッチリだね。
つまずきパターン③:割合・速さで式がぐちゃぐちゃになる
ここが福岡入試の本丸。「○%増えた」「定価の2割引き」「時速で何km」——割合と速さがからむと、式がとたんに作れなくなる。中3の入試直前までこれを引きずる子も多い。
割合は**「もとの数 × 割合」**で考える。ポイントは2つ。
② 「○%増えた」=もとの数 ×(1+0.○)、「○%減った」=もとの数 ×(1-0.○)
例題2(福岡入試タイプ・割合)
ある中学校の去年の生徒数は男女合わせて300人だった。今年は男子が5%増え、女子が10%減ったので、合わせて294人になった。去年の男子と女子はそれぞれ何人か。
まず x・y を決める。去年の人数を置くのがコツ(「今年」を置くと割合が逆算になって難しくなる)。
- 去年の男子を x 人、去年の女子を y 人 とする。
関係を2種類。
- 去年の人数:
x + y = 300 - 今年の人数:男子は 1.05x、女子は 0.90y。合わせて294人 →
1.05x + 0.90y = 294
5x + 10y のように%をそのまま書く。増えた分だけを書こうとして式が合わなくなる。
%は0.01倍して、「今年の人数=もとの数×(1±割合)」で書く。1.05x + 0.90y = 294。
これを解くと 去年の男子160人、女子140人。検算:今年の男子は160×1.05=168人、女子は140×0.90=126人、合わせて168+126=294人。問題文とぴったり一致したね。割合問題は最後に必ず代入して検算する——これだけでミスの9割はつぶせるよ。
・%は必ず小数に直す
・解いたら必ず代入して検算する
まとめ:連立方程式の文章題は「3ステップ」で固定する
文章題が解けない原因は、頭の良し悪しじゃなくて手順が決まっていないだけなんだ。次の3ステップを毎回同じ順番でやれば、どんな問題も同じ形に持ち込める。
① 問われている2つを x・y に置く(日本語でメモ)
② 2種類の関係(個数と金額、去年と今年など)を式にする
③ 解いたら 必ず代入して検算する
定期テストでも福岡県の入試でも、文章題は「割合」が必ず顔を出す。今のうちにこの3ステップを体に入れておけば、中3の入試対策がぐっと楽になるよ。
大野城市・春日市周辺で「計算はできるのに文章題で点を落とす」という中学生は本当に多い。つまずきの正体は立式だから、そこを一緒に手順化すれば必ず伸びる。次のテストで、文章題を1問でも多く取りにいこう。
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