「連立方程式、加減法と代入法ってどっちで解けばいいの?」

6月の今、大野城市や春日市の中2の子から、いちばん多く来る質問がこれだ。連立方程式は1学期期末の超頻出単元で、しかも福岡県の公立高校入試でも大問の「方程式」でほぼ毎年顔を出す。ここでつまずくと、文章題どころか計算問題で点を落とす。

でも安心してほしい。「どっちで解くか」で迷うのは、選ぶ基準を習ってないだけなんだ。基準さえ持てば、式を見た瞬間に手が動く。今日はそこを完全に解決するよ。

この記事でできるようになること
・式を見て、加減法か代入法かを一瞬で選べる
・代入法で必ずやる「カッコ忘れ符号ミス」を防げる
・加減法で係数をそろえるときの「片方だけ倍する」ミスを直せる

まず大前提:2つの解き方は「文字を1つ消す」ためのもの

加減法も代入法も、ゴールは同じ。2つある文字(xとy)のうち、片方を消して、1文字だけの方程式にすること。やり方が違うだけなんだ。

👦
2つもやり方覚えるの面倒…片方だけでよくない?
👨‍🏫
気持ちはわかる。でも“向き不向き”があるんだ。合わない方で解くと計算が3倍めんどくさくなって、そこでミスする。だから使い分けるとラクなんだよ。

どっちを使う?判断はこの1点だけ

迷ったら、式の中に 「x=〜」か「y=〜」の形(係数が1の文字)があるか を見る。それだけ。

代入法が速いパターン

どちらかの式が
y = 2x + 1
のように「文字=〜」になっている → その式をもう片方にそのまま代入

加減法が速いパターン

両方とも
3x + 2y = 7
のように係数がついた形 → たし算・ひき算で文字を消す

覚え方
「=(イコール)で文字がひとりぼっちになってたら代入法、両方ガッチリ係数つきなら加減法」。これだけで9割の問題は迷わない。

つまずく3パターンと直し方

パターン1:代入法の「カッコ忘れ」符号ミス(最多)

これがダントツで多い。代入するとき、式をそのまま突っ込んで符号を間違えるやつだ。

例題で見てみよう。

例題1
y = 3x − 2 …①
2x + y = 8 …②
この連立方程式を解きなさい。

①が「y=〜」なので代入法。②のyに①を入れる。ここで差がつく。

よくある間違い

2x + 3x − 2 = 8
とカッコなしで書いて、符号はたまたま合うけど…
これが y = −3x + 2 のときに
2x − 3x + 2 = 8 を
2x −3x −2 … と符号をミスる

正しい解き方

必ずカッコをつけて代入する
2x + (3x − 2) = 8
カッコを外す → 2x + 3x − 2 = 8
5x = 10 → x = 2
①に戻して y = 3×2 − 2 = 4
(x, y) = (2, 4)

ポイント
代入するときは「数字を入れる場所にまずカッコを書く」を絶対ルールにする。( ) を先に書いてから中身を入れる。これだけで符号ミスはほぼ消える。

パターン2:加減法で「片方の式だけ」倍してしまう

加減法で係数をそろえるとき、式の左辺だけ倍して右辺を忘れる、というミス。

例題2
3x + 2y = 16 …①
  x +  y = 6 …②
この連立方程式を解きなさい。

xを消すために②を3倍してそろえる。ここで右辺を忘れる子が多い。

よくある間違い

②を3倍するとき
3x + 3y = 6 ←右辺の6を倍し忘れ!
これだと答えが全部ズレる

正しい解き方

②のすべての項を3倍
3x + 3y = 18
①と引き算:(3x+3y)−(3x+2y)=18−16
y = 2
②に戻して x + 2 = 6 → x = 4
(x, y) = (4, 2)

コツ
「3倍する」と決めたら、左辺の項も右辺も、ぜんぶに ×3 を書き込む。式の上に小さく「×3」とメモして、項を1つずつ指さしながらかけると忘れない。

パターン3:加減法の「ひき算の符号」ミス

文字を消すために引き算したとき、後ろの式の符号を変え忘れる。これも期末の大量失点ポイント。

約7割
の子が一度はやる引き算の符号ミス
引くときは“全部の符号が逆”

(3x + 3y) − (3x + 2y) を計算するとき、後ろのカッコを外すと −3x − 2y と、中の符号が全部ひっくり返る。前のyだけ気をとられて 3x はそのまま、なんてことが起きる。

ひき算をたし算に変える裏ワザ
引き算が苦手なら、消したい文字の符号を反対にして「たし算」にそろえるといい。たとえば片方を×(−3)しておけば、あとは足すだけ。符号ミスがぐっと減る。

仕上げの1問(手を動かそう)

ここまで読んだら、自分で解いてみよう。判断(どっちを使う?)から自分でやるのが大事。

練習問題
x = 2y − 1 …①
3x + y = 11 …②
①は「x=〜」の形。さあ、どっちで解く?

①が「x=〜」だから代入法だね。

答え合わせ
②のxに①をカッコつきで代入:3(2y − 1) + y = 11
6y − 3 + y = 11
7y = 14 → y = 2
①に戻して x = 2×2 − 1 = 3
(x, y) = (3, 2)
カッコをつけて代入できた?できたら符号ミスはもう卒業だ。

まとめ:連立方程式は「選ぶ→カッコ→ぜんぶ倍」

今日のまとめ
「文字=〜」があれば代入法、両方係数つきなら加減法
② 代入はカッコを先に書いてから中身を入れる
③ 倍するときは左辺の項も右辺も全部にかける
④ 引き算はカッコを外すと後ろの符号が全部逆になる

連立方程式は、解き方そのものより「どっちを使うか迷う時間」と「符号のうっかり」で点を落とす単元なんだ。逆に言えば、今日の4つを守るだけで期末の点はぐっと上がる。福岡県の入試でも方程式は確実に取りたい大問だから、今のうちに手になじませておこう。

大野城市・春日市・福岡市周辺で「連立方程式でつまずいた」「期末前に一気に固めたい」という中学生がいたら、ろっく家庭教師がつまずく順番にそって一緒に直していくよ。まずは1問、カッコをつけて代入するところから始めよう。

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