質量保存の法則って、結局なにを覚えればいいの?」

中2の1学期期末・夏のテスト範囲で、毎年こう聞かれる単元だよ。福岡県の公立入試でも化学変化はほぼ毎年出る、避けて通れないテーマだ。

今日はその中でも、みんなが一番つまずく**「ふたを開けると質量が減る/減らない」問題**と、質量計算の3パターンを、手を動かしながら攻略していこう。

8割
が「気体の出入り」で答えを間違える
毎年
福岡県入試で化学変化が出題

まず、質量保存の法則ってなに?

ポイント
化学変化の前と後で、物質全体の質量は変わらない。これが質量保存の法則だよ。

なぜ変わらないのか。理由はたった1つ。

化学変化が起きても、物質をつくっている『原子』の種類と数は変わらないから。

原子はくっつき方(結びつき方)を変えるだけで、消えたり生まれたりしない。だから全部の原子の重さを合計すれば、反応の前後でピッタリ同じ。これがすべての土台だよ。

つまずきパターン①:「ふたを開けたら質量が減った」のなぜ

ここが最大の難所。よくあるテスト問題はこれ。

👦
うすい塩酸と石灰石を密閉容器で反応させたら質量は変わらなかったのに、ふたを開けたら質量が減りました。質量保存の法則ってウソじゃん!
👨‍🏫
ウソじゃないよ。減ったぶんは「逃げた」だけ。何が逃げたか、わかるかな?

塩酸と石灰石が反応すると、**二酸化炭素(気体)**が発生する。密閉していれば気体も容器の中にいるから質量は変わらない。でも、ふたを開けると——

よくある間違い

「質量が減った=原子が消えた=法則が成り立たない」と考えてしまう。

正しい考え方

減ったのは発生した二酸化炭素が空気中に逃げたから。逃げた気体ぶんを足せば、合計はちゃんと一致する。法則は成り立っている。

合言葉は「ふたを見ろ」
気体が発生する反応で、容器が密閉なら質量は変わらない開いている(ふたなし)なら、気体が逃げたぶん軽くなる。問題文の「密閉」「ふたを開けて」を必ずチェック!

つまずきパターン②:「結びつく」反応だと逆に重くなる

気体が逃げて軽くなるなら、逆もある。金属を加熱すると質量が増えるパターンだ。

例えば、スチールウール(鉄)を空気中で加熱すると、酸化鉄になる。このとき空気中の酸素が鉄と結びつく

結びついた酸素のぶん、質量は増える。これも「原子は消えない・生まれない」で説明できる。外から酸素原子が加わったから重くなった、それだけ。

見分けのコツ
・気体が出ていく反応(炭酸+酸 など)→ ふたを開けると軽くなる
・気体(酸素)が結びつく反応(金属の加熱)→ 重くなる
どっちも密閉すれば質量は変わらない。

つまずきパターン③:質量の計算問題(比の利用)

最後は計算。これも出るよ。例題でいこう。

例題
銅0.8gを十分に加熱すると、酸素と結びついて酸化銅1.0gができた。
① 結びついた酸素は何g?
② 銅2.0gを加熱すると、酸化銅は何gできる?

①の解き方

酸化銅の質量=銅の質量+結びついた酸素の質量。だから引き算するだけ。

1.0 − 0.8 = 0.2g(結びついた酸素)

②の解き方

ここがポイント。銅:酸素の質量の比は、いつも一定なんだ。

銅が2.0gなら、結びつく酸素は比を使って——

銅:酸素 = 4:1 = 2.0:□ → □ = 0.5g

だから酸化銅は、2.0 + 0.5 = 2.5g

計算のコツ
化学変化の計算は「結びつく質量の比は一定」→ 比例で解くが鉄則。数字が変わっても比は同じ。まず比を最も簡単な整数にしてから当てはめよう。

練習問題(手を動かそう)

チャレンジ
マグネシウム0.6gを加熱すると、酸化マグネシウム1.0gができた。
マグネシウム1.8gを加熱すると、酸化マグネシウムは何gできる?

考えてみてね。答えはこう。

結びついた酸素は 1.0 − 0.6 = 0.4g。比は マグネシウム:酸素 = 0.6:0.4 = 3:2。 マグネシウム1.8gに結びつく酸素は、3:2 = 1.8:□ より □ = 1.2g。 よって酸化マグネシウムは 1.8 + 1.2 = 3.0g

まとめ

今日の3つの要点
① 質量保存の法則の理由は「原子は消えない・生まれない」
ふたを見ろ。密閉なら変化なし、開いていれば逃げた気体ぶん軽くなる
③ 計算は「結びつく質量の比は一定」→ 比例で一発

質量保存の法則は、理屈さえつかめばテストで確実に点が取れる単元だよ。特に「ふたを開けると…」の説明問題と、比を使った計算は福岡県入試でも狙われやすい。今日の3パターンを、自分の手で一度解いておこう。

大野城市・春日市をはじめ福岡で「理科の化学変化がどうしても苦手」という中学生・保護者の方は、ろっく家庭教師まで気軽に相談してね。つまずく順番に沿って、一緒に解けるところまで伴走するよ。

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