「質量保存の法則って、結局なにを覚えればいいの?」
中2の1学期期末・夏のテスト範囲で、毎年こう聞かれる単元だよ。福岡県の公立入試でも化学変化はほぼ毎年出る、避けて通れないテーマだ。
今日はその中でも、みんなが一番つまずく**「ふたを開けると質量が減る/減らない」問題**と、質量計算の3パターンを、手を動かしながら攻略していこう。
まず、質量保存の法則ってなに?
なぜ変わらないのか。理由はたった1つ。
化学変化が起きても、物質をつくっている『原子』の種類と数は変わらないから。
原子はくっつき方(結びつき方)を変えるだけで、消えたり生まれたりしない。だから全部の原子の重さを合計すれば、反応の前後でピッタリ同じ。これがすべての土台だよ。
つまずきパターン①:「ふたを開けたら質量が減った」のなぜ
ここが最大の難所。よくあるテスト問題はこれ。
塩酸と石灰石が反応すると、**二酸化炭素(気体)**が発生する。密閉していれば気体も容器の中にいるから質量は変わらない。でも、ふたを開けると——
「質量が減った=原子が消えた=法則が成り立たない」と考えてしまう。
減ったのは発生した二酸化炭素が空気中に逃げたから。逃げた気体ぶんを足せば、合計はちゃんと一致する。法則は成り立っている。
つまずきパターン②:「結びつく」反応だと逆に重くなる
気体が逃げて軽くなるなら、逆もある。金属を加熱すると質量が増えるパターンだ。
例えば、スチールウール(鉄)を空気中で加熱すると、酸化鉄になる。このとき空気中の酸素が鉄と結びつく。
- 鉄 + 酸素 → 酸化鉄
結びついた酸素のぶん、質量は増える。これも「原子は消えない・生まれない」で説明できる。外から酸素原子が加わったから重くなった、それだけ。
・気体(酸素)が結びつく反応(金属の加熱)→ 重くなる
どっちも密閉すれば質量は変わらない。
つまずきパターン③:質量の計算問題(比の利用)
最後は計算。これも出るよ。例題でいこう。
① 結びついた酸素は何g?
② 銅2.0gを加熱すると、酸化銅は何gできる?
①の解き方
酸化銅の質量=銅の質量+結びついた酸素の質量。だから引き算するだけ。
1.0 − 0.8 = 0.2g(結びついた酸素)
②の解き方
ここがポイント。銅:酸素の質量の比は、いつも一定なんだ。
- 銅:酸素 = 0.8:0.2 = 4:1
銅が2.0gなら、結びつく酸素は比を使って——
銅:酸素 = 4:1 = 2.0:□ → □ = 0.5g
だから酸化銅は、2.0 + 0.5 = 2.5g。
練習問題(手を動かそう)
マグネシウム1.8gを加熱すると、酸化マグネシウムは何gできる?
考えてみてね。答えはこう。
結びついた酸素は 1.0 − 0.6 = 0.4g。比は マグネシウム:酸素 = 0.6:0.4 = 3:2。 マグネシウム1.8gに結びつく酸素は、3:2 = 1.8:□ より □ = 1.2g。 よって酸化マグネシウムは 1.8 + 1.2 = 3.0g。
まとめ
② ふたを見ろ。密閉なら変化なし、開いていれば逃げた気体ぶん軽くなる
③ 計算は「結びつく質量の比は一定」→ 比例で一発
質量保存の法則は、理屈さえつかめばテストで確実に点が取れる単元だよ。特に「ふたを開けると…」の説明問題と、比を使った計算は福岡県入試でも狙われやすい。今日の3パターンを、自分の手で一度解いておこう。
大野城市・春日市をはじめ福岡で「理科の化学変化がどうしても苦手」という中学生・保護者の方は、ろっく家庭教師まで気軽に相談してね。つまずく順番に沿って、一緒に解けるところまで伴走するよ。
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