ニュースで「SNSの年齢確認を厳格化する方向で法改正を検討」って話題になってるね。名前だけじゃ同姓同名がいるから本人って断定できない。でも「名前」と「生年月日」、2つの情報が揃うと一気に1人に絞り込める

……これ、実は今みんなが期末テストに向けて勉強してる中2数学『連立方程式』の考え方そのものなんだよ。

x + y = 10 だけだと、(1, 9) も (2, 8) も (3, 7) も全部アリで、答えは無数にある。そこに x − y = 2 っていうもう1つの手がかりが加わった瞬間、答えは (6, 4) のただ1つに決まる。条件が2つ揃うと1つに絞れる。SNSの本人確認も連立方程式も、やってることは同じなんだ。

連立方程式とは
文字が2つ(xとy)ある式を2本セットで使って、両方を同時に成り立たせるx, yの値を求める単元。式1本では答えが無数にあるけど、2本揃えば1組に決まる。中2の1学期期末テストでは配点の半分近くがここから出る学校も多いよ。

なぜ連立方程式でつまずくのか

連立方程式は、中1の「正負の数」「文字式」「一次方程式」が全部混ざって出てくる総合格闘技みたいな単元。だから今までの小さなミスのクセが、ここで一気に表面化する。

8割
が計算ミスで失点を経験
4つ
のミスでほぼ説明がつく

うちの生徒たちの答案を見てると、失点の原因はほぼ次の4つに集約される。逆に言えば、この4つを潰せば一気に点が安定するってこと。

ミス① 加減法の「引き算」で符号を配り忘れる

8割沈むって言ったけど、その中でもダントツがこれ。

例えばこの問題。

3x + 2y = 12 3x − y = 3

xの係数が同じだから、上の式から下の式を引くよね。ここで事故が起きる。

よくある間違い

(3x + 2y) − (3x − y) = 12 − 3 を
「2y − y = 9」として y = 9 ……?
−(−y) を −y のまま計算してる!

正しい解き方

引く式の全部の項に−を配る。
2y − (−y) = 2y + y = 3y
3y = 9 だから y = 3。これが正解!

一発解決法:引き算する式を丸ごとカッコでくくってから書く。 「3x − y = 3 を引く」なら、いきなり暗算せずに −(3x − y) = −3x + y と1行書く。この1行をケチった人から沈んでいく。心配なら最初から「下の式を−1倍して足す」って決めておくのもアリだよ。

ミス② 代入法でカッコをつけ忘れる

y = 2x − 1 3x + 2y = 11

上の式を下に代入するとき……

👦
3x + 2 × 2x − 1 = 11 だから、7x = 12……あれ、答えが分数になって気持ち悪いです
👨‍🏫
惜しい!yは「2x − 1のかたまり」だから、2y = 2(2x − 1) ってカッコが必要。3x + 4x − 2 = 11 で 7x = 13……じゃなくて、ほら、カッコありなら −2 が出てくるでしょ。式が変わるんだ

yは「2x − 1」というかたまり。だから 2y は 2(2x − 1) と、必ずカッコ付きで書く。

3x + 2(2x − 1) = 11 3x + 4x − 2 = 11 7x = 13 x = 13/7

「え、分数!?」って思った? 実はこの問題、答えが分数になるのが正解。「答えが分数になったら間違い」っていう思い込みも、よくある勘違いの1つなんだ。

カッコを忘れて 3x + 4x − 1 = 11 とやると 7x = 12 で x = 12/7。どっちも分数だから、見た目では間違いに気づけない。だからこそ検算が効く。x = 13/7 のとき y = 2 × 13/7 − 1 = 19/7。元の式に入れると 3 × 13/7 + 2 × 19/7 = 39/7 + 38/7 = 77/7 = 11 でピッタリ。カッコ忘れの x = 12/7 で同じことをやると 11 にならない。

一発解決法:代入するものは必ずカッコ付きで書く。そして最後に元の式へ入れて検算する。 2つの式の両方に合うか確かめる──これぞまさに連立方程式版の「本人確認」だね。

ミス③ 係数を揃えるとき「片方の辺だけ」倍にする

2x + 3y = 7 3x − 2y = 4

xを揃えるために上を3倍、下を2倍。このとき右辺の倍を忘れる人が続出する。

ここに注意
上の式を3倍するなら 6x + 9y = 21。右辺の7もちゃんと3倍! 「= はシーソー。左だけ3倍にしたら釣り合いが壊れる」ってイメージを持とう。等式の性質(両辺に同じことをする)は中1の方程式から変わらないルールだよ。

ミス④ 文章題で「x = 3, y = 5」と書いて満足する

文章題で式も計算も合ってるのに減点される、いちばんもったいないパターン。

問題が聞いてるのは「りんごは何個?」なのに、答案に「x = 3, y = 5」とだけ書いて終わり。xが何を表すかを決めたのは自分なんだから、最後に日本語に戻して「りんご3個、みかん5個」と答えないと得点にならない。

一発解決法:解き始めに「りんごをx個、みかんをy個とする」と必ず書く → 解き終わったら問題文の質問をもう一度読む → 単位を付けて答える。 この3ステップを型にしちゃおう。

期末テスト前にこれだけは解いておこう

チャレンジ問題(期末頻出タイプ)
問1 次の連立方程式を解こう。
 x + y = 10
 x − y = 2

問2 次の連立方程式を解こう。(ミス①③に注意!)
 2x + 3y = 7
 3x − 2y = 4

問3 1個80円のパンと1個120円のおにぎりを合わせて10個買ったら、代金は960円だった。パンとおにぎりをそれぞれ何個買った?

答え:問1は x = 6, y = 4(冒頭のSNSの例と同じ問題!)。問2は上×2、下×3で 4x + 6y = 14 と 9x − 6y = 12。足すと 13x = 26 で x = 2, y = 1。問3はパンをx個、おにぎりをy個として x + y = 10、80x + 120y = 960。解くと x = 6, y = 4 だから、答えは「パン6個、おにぎり4個」。x = 6, y = 4 で止めたらミス④だよ!

福岡県の入試でも毎年出る

連立方程式は福岡県公立高校入試でほぼ毎年、計算または文章題の形で出題される最重要単元。特に文章題は「個数と代金」「速さ」「割合(増減)」の3パターンが定番だよ。1学期期末でしっかり型を作っておけば、それがそのまま入試の得点力になる。

2つの手がかりが揃えば、答えはただ1つに決まる。SNSの本人確認も、連立方程式も、そして「どこでミスして、どう直すか」が揃ったキミの期末対策もね。

ろっく家庭教師では、福岡県の中学生向けに答案の「ミスのクセ」を見抜く個別指導をやってるよ。連立方程式で沈みかけてる人、期末前に一緒に立て直そう!

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