「移項したら符号が変わる」って言うけど…なんで?

方程式を解くとき、こんなルールを習ったよね。

移項するときは符号を逆にする

でも、このルールを丸暗記しているだけだと、テスト本番でミスが出やすいんだ。

実際、定期テストの方程式の問題で一番多いミスが「移項の符号忘れ」。しかもこれ、計算の途中で起きるから、本人は間違えたことに気づかないまま最後まで解いちゃう。

約70%
の生徒が移項の符号ミスを経験
-5点〜-15点
1問のミスが連鎖して大量失点に

よくある間違いパターン

次の方程式を解いてみよう。

問題: 3x + 5 = 2x - 4 を解きなさい。

よくある間違い

3x + 5 = 2x - 4

3x - 2x = -4 + 5 ← ここ!

あれ、+5を移項したのに+5のままにしちゃった…?
逆に、-4を移項するときに-4のままにしてしまうパターンも。

結果:x = 1(不正解)

正しい解き方

3x + 5 = 2x - 4

3x - 2x = -4 - 5

+5を右辺に移項 → -5に変わる
+2xを左辺に移項 → -2xに変わる

x = -9(正解)


なぜ符号が変わるのか?「天秤」で考えよう

方程式は**天秤(てんびん)**と同じ。左右が釣り合っている状態だよ。

3x + 5 = 2x - 4

この式の両辺から同時に5を引くと…

3x + 5 - 5 = 2x - 4 - 5

3x = 2x - 9

ほら、「+5を移項して-5にする」っていうのは、実は両辺から5を引いているだけなんだ。

移項の正体
「移項して符号を変える」は暗記ルールじゃない。
「両辺に同じ数を足す(引く)」という操作の省略形だよ。

これが分かっていれば、「あれ、符号どっちだっけ?」と迷ったとき、
「両辺から引いたらどうなる?」と考えれば絶対に間違えない。

テストで落とさない3つのコツ

コツ① 移項したら「=」の上に矢印を書く

ノートや計算用紙に、移項する項の上に矢印(→)を書いて、その横に逆の符号を書く癖をつけよう。

3x + 5 = 2x - 4
    ↗-5        ↖+(-2x)じゃなくて-2x

こうすると、視覚的に「符号が変わったこと」が確認できる。

コツ② 移項後、すぐに「符号チェック」する

移項したあと、次の計算に進む前に1秒だけ止まって符号を確認する。

👦
先生、いちいち確認してたら時間なくなりませんか?
👨‍🏫
1秒の確認で5点守れるなら、めちゃくちゃコスパいいよ。符号ミスで-5点のほうが痛いでしょ?

コツ③ 答えが出たら「代入チェック」する

最後に出た答えを元の式に代入して、左辺と右辺が一致するか確認しよう。

x = -93x + 5 = 2x - 4 に代入すると…

左辺 = 右辺 → OK!

代入チェックの時間目安
1問あたり30秒〜1分でできる。テスト終了5分前に見直す時間があれば、配点の高い問題だけでもチェックしよう。
特に文章題や連立方程式は配点が高いから、代入チェックの効果が大きいよ。

練習問題にチャレンジ!

次の方程式を解いて、代入チェックまでやってみよう。

【問1】 5x - 3 = 2x + 9

【問2】 4x + 7 = -x + 2

【問3】 -2x + 8 = 3x - 7

答えを見る

【問1】 5x - 2x = 9 + 33x = 12x = 4 (検算:左辺 5×4-3=17、右辺 2×4+9=17 ✓)

【問2】 4x + x = 2 - 75x = -5x = -1 (検算:左辺 4×(-1)+7=3、右辺 -(-1)+2=3 ✓)

【問3】 -2x - 3x = -7 - 8-5x = -15x = 3 (検算:左辺 -2×3+8=2、右辺 3×3-7=2 ✓)


まとめ

方程式の移項ミスは、「なぜ符号が変わるのか」を理解しているかどうかで防げる。

  1. 移項 = 両辺に同じ操作をすること(丸暗記ではなく理解)
  2. 移項したら1秒止まって符号チェック
  3. 答えが出たら代入チェック

この3つを習慣にすれば、方程式で落とす点数はグッと減るよ。テスト前にこの記事の練習問題をもう一度解いてみてね!


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